2022年2月16日
振動試験の治具(設計・製作)をご検討中の方へ
振動試験の治具の設計へのアドバイス、また製作はエースにお任せください。
振動試験は、対象物が振動に耐えることができるか調査するための試験です。
例えば持ち運びができるノートパソコンを調べる場合、どれだけ振動に耐えられるかを物理的に調べることができます。
振動試験は工業試験場などで受けることができますが、試験を行う際、調べる製品が振動試験機から落ちないよう固定するために取付治具(板・プレート)が必要になります。
ただ、振動試験に治具が必要なことを知らず、試験日までに早急に作ってもらえないかというご相談をされる方がよくいらっしゃいます。
エースでは振動試験機の治具(テーブルに取り付けるための板)を、なるべく早くお作りすることができます。
今回は初めてご依頼される方や振動試験用の治具が早急に必要な方に、設計のポイントや製作の流れ、そして当社の治具製作についてご紹介します。
振動試験の治具の設計で重要なポイント
振動試験の取付治具の設計で重要なポイントは、重量(体積)、取り付け位置、補強(必要に応じて)です。
試験機は製品と治具の総重量が条件として決まっているため、なるべく軽い素材で設計しなければなりません。
重量や体積は振動試験の結果にも影響が出る可能性があるので、設計の際に注意するポイントの一つです。
続いての設計のポイントは取付け位置です。
試験機の取り付け穴と、調べる製品の穴が同じ位置にあると取り付けることができません。
そのため、取り付け板を製作するときには設計を工夫する必要があります。
振動試験をされる際に試験機の仕様書を見ることができますので、設計する際はこれらのポイントを確認しておきましょう。
当社では振動試験機の仕様書を拝見し、試験をスムーズに行える最適な治具を製作いたします。
納期についてもご相談いただけますので、当社にお気軽にご相談ください。
ただ、当社はあくまでも取り付けるためのプレートの製作をするだけですので、振動試験による破断などに対する補償は行っておりません。
ネジが破断しないように、ヘリサートを入れてネジ山を補強するなどの設計上のアドバイスはできますので、繰り返し使う場合に破断の心配がある方は補強をおすすめします。
※補強をするかどうかの最終的な判断はお客様に委ねられます。
当社の治具(振動試験用)の製作の流れについて
当社では治具(振動試験用)の設計・製作において、まずはどういったものを作りたいのかヒアリングさせていただきます。
その際に、仕様書の内容(重量・体積・取り付け位置など)と振動試験の日程をお伺いします。
当社は短納期に対応しておりますので、試験日の1週間前に検査用治具が必要であることが発覚した場合でも大丈夫です。
また、重量や体積の大きい製品の取付治具の製作にも対応しております。
重量や体積の大きい製品を取り付けるためには、それだけ大きく、けれども軽い素材で作らなければなりません。
こういった素材の調達は他社では難しいのですが、当社は素材の手配から治具の製作まで迅速に行うことができます。
急いで作らなければならないものの、どのような設計にしなければならないのか分からないという方もお気軽にご相談ください。
ヒアリングでご相談いただいた内容に応じて、設計や製作について最適なご提案をいたします。
エースの振動試験 治具製作の実績・事例について
エースの振動試験で使用する治具の製作実績、事例についてご紹介します。
当社では、これまでに年間数十件以上の振動試験用治具の設計・製作のご相談を承ってきた実績があります。
300社の協力会社と提携しているため、あらゆる素材の加工をワンストップで承ります。
今回ご紹介する事例以外にも、お客様のご要望に合わせた治具を製作いたしますので、是非ご相談ください。
事例①:取り付け穴と製品の穴の位置が同じときの治具製作
試験場へ行ったときに取り付け穴と製品の穴の位置が同じだと気づき、このままでは取り付けられないため、どのような設計にすればよいかというご相談がありました。
先程の設計のポイントでも触れましたが、こういった場合は工夫が必要です。
当社では取り付け用の板を2枚用意し、設計を工夫することでこの問題を解決することができました。
こういったお困りごとのご相談でも、当社の知識が豊富なスタッフが設計に関するアドバイスを致しますのでご安心ください。
事例②:1トンもの製品を取り付けるための治具製作
当社では、大きい製品の振動試験用治具の製作も承っております。
1トンもの大きな製品となると、取り付け用のプレートもそれだけ大きいものを準備しなければなりません。
しかし、なかなか大きいプレートはすぐに用意できないという加工会社さんもいます。
当社は大きい材料でもすぐに用意し、加工することができるのでご安心ください。
また、大きい材料になるとそれだけ重量もかかってしまいます。
治具が重くなってしまうと試験にも影響が出てしまいますので、素材は軽いアルミを使い、穴を開けるなどしてさらにプレートを軽くしました。
東京都内で大きい製品の振動試験の治具の設計・製作をお考えの方、ぜひエースにお問い合わせください。
治具の製作や設計のご相談は当社にお任せください!
治具の製作や設計にお悩みであれば、まずはエースでご相談ください。
初めて振動試験の工業試験場を使用する方は、まずは商品を取り付けるための治具が必要かどうかを試験場に確認する必要があります。
治具が必要な場合は、試験場を予約する前に準備しておきましょう。
お客様の中には予約後に治具が必要になることを知り、あわててご依頼される方もいらっしゃいます。
エースではそういったケースでもご対応致しますのでご安心ください。
当社が迅速に対応できるのは、長年培ってきたノウハウがあり、業界を熟知しているからです。
ご相談頂いた内容からどのようなものが必要なのか検討し、より良いご提案をさせていただきます。
また、VA提案やVE提案もできますので、品質を保ちつつなるべくコストを抑えることも可能です。
VA提案について詳しい情報はこちら
VE提案について詳しい情報はこちら
もし製作する上で不安なこと、または疑問点などがございましたら、お気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
電話:03-3790-5500
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