NEWS

ワーク固定治具(クランプなど)の製作について~性能やコストダウンのご相談が可能です~

2022年12月9日

ワーク固定治具の製作のご相談はエースへ

ワーク固定治具の製作を検討している方、今お使いのものより利便性の高いものをお求めの方はエースへご相談ください。

ワーク固定治具は、ワークを固定し加工をサポートしてくれる治具のことで、作業効率を上げることができます。

エースでは、

「既存のワーク固定治具をより使いやすく改良したい」
「摩耗により治具を新調したい」
「専用の固定治具が欲しい」
「規格外のワークに対応できるようにしたい」

このようなご要望にお答えし、実際に作業をするときに使いやすいと感じる治具を製作します。

 

加工しやすいワーク固定治具をご提案します

エースでは加工などの作業がしやすい固定治具を製作するために、まずは現状の課題や作業の環境などをお伺いします。

その上で、業界の知識が豊富な当社スタッフがどのような治具が必要になるか検討し、より使いやすい治具を実現します。

当社では固定治具に限らず、機械加工用の加工治具やピン圧入治具、オイルシール挿入用治具など用途に合わせて様々な治具の製作実績がございます。

マシニング用のクランプ治具について詳しくはこちら

ワーク固定治具 加工用

これだけの実績があるからこそ、これまで培ってきたノウハウを活かし、お客様のご要望に沿って課題解決できる治具をご提案いたします。

図面がなく、現物しかない状態でもご相談可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

 

ワーク固定治具の種類と特徴

ワーク固定治具にはさまざまな種類があります。

多くの種類がある中で、用途にあった治具を使用することで作業の効率化や課題解決に期待できます。

まずはワーク固定治具の種類についてその一部をご紹介します。

  • サイドクランプ
  • バイス
  • チャック
  • サポーター
  • ジャッキ

では、これらの治具にどのような機能があるのか、またどういったケースで使用されるのか詳しく解説していきます。

治具の製作をご検討中の方はぜひご参考ください。

 

サイドクランプ

サイドクランプとは、切削加工をする際に使用されるワークを、横から押さえて固定する治具のことを指します。

横から固定することでワークの上面の加工がしやすくなるため、多数個取りができたり、浮き上がりなどの課題を解決してくれます。

また、サイドクランプは工夫次第でさまざまな状況に対応できる治具になります。

例えばアルミや銅製のワークは、クランプした際にキズがつきやすい傾向があります。

しかし口金に軟材を用いたサイドクランプを使用すれば、キズを防止することができます。

その他にも、ワークの形状にあわせて治具を製作することで、小物や薄物のワークにも対応できます。

 

バイス

バイスは、工作物を挟みつけて固定するシンプルな治具です。

バイスでワークをしっかり固めることで、加工や組立、検査などの工程を簡単かつ精密におこなうことができます。

バイスは様々な材料や用途に対応しており、大きく分けて「手仕上げ用万力」と「機械加工用万力」の2種類があります。

手仕上げ用万力は、強固に固めることができるので衝撃がかかる作業や精密性が必要な作業に適しています。

代表的なバイスは、横バイスやリードバイスがあります。

一方、機械加工用万力は、工作機械に取り付けて使用するバイスのことを指します。

ワーク固定治具 バイス

横バイスに比べると精度や剛性が高いことが特徴です。

エースでは「太田精密バイス」という精密バイスを販売しております。

金属加工の現場でも使用可能なハイスペックなバイスで、ジュエリーや模型製作などハンドクラフトでも活躍します。

商品の詳細・ご注文はこちら

また、特注でもご依頼を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

チャック

「チャック」とは生爪で固定するタイプの治具で、工作機械に取り付けて使用します。

場合によっては、切断器具を固定することもあります。

チャックには様々な種類があり、「メカニカルチャック」「マグネットチャック」「真空チャック」の3種類に分けることができます。

それぞれの特徴を、以下にまとめましたのでご参考ください。

  • メカニカルチャック:回転チャックとも呼ばれており、チャックに回転機能がついた一体型。円筒の形や形状に合わせた治具がある
  • マグネットチャック:磁気の吸引力で固定する磁性材料用の固定治具
  • 真空チャック:真空の力で吸引し固定する。変形しやすいものや小さいものなどに最適

このようにワークの材質や必要な機能にあわせたチャックがあります。

エースでは、ブロックや独特な形状のワークを掴むための専用のチャックが製作できます。

チャックはワークの形状にあったものを使わないと、掴む力が弱すぎて回転したときに飛んでしまうおそれがあります。

また、反対に力が入りすぎてワークを傷つけてしまうこともあるのです。

当社はワークの形状に合わせて、適切な力加減でしっかりと掴むことができる治具を製作します。

専用のチャックを使用することで、品質不良を防止したり作業効率の向上にも期待できます。

また、コストをおさえるために、中古品にチャックを取り付けることも可能です。

製作する上で全て新品で揃えてしまうと、その分コストがかかってしまいます。

そこで中古品に当社で製作したチャックを取り付けるなど、品質を保ちながらなるべくコストがおさえられるようご提案しますので、コストに関するお悩みがある際もお気軽にご相談ください。

 

ジャッキ

ジャッキはワークなどを支えたり持ち上げる治具です。

その他にも、オーバーハング部や長尺ワークの中空部を支えたり、持ち上げたりするなど多くの場面で活躍します。

ただジャッキの仕様によっては、ネジで高さを調整する際に設置に時間がかかるものもあります。

もしお使いのジャッキの作業段取りを良くしたいなど、改善したい点がございましたら当社へご相談ください。

また、ジャッキはあくまでも支えるだけなので、支えた上で動かないように固定したい場合はサポーターを使用します。

 

サポーター

サポーターはエアーや油圧、バネなどの反発する力でワークを動かないように固定する治具です。

ジャッキに似ていますが、ジャッキはあくまでも支えたり持ち上げたりするだけで、サポーターはワークがずれたり移動しないように固定することができます。

例えば機械加工で使用する場合、切削時の振動によってビビリが発生してしまうことがあります。

そこでサポーターを使って固定することで、振動を減らし、ビビリを抑制することができるのです。

価格はジャッキよりもサポーターの方が高いので、ジャッキでどうしても対応できない場合にサポーターを使用します。

 

エースでオーダーメイドの固定治具を製作するメリット

ワーク固定治具をオーダーメイドする場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ワーク固定治具は、工作機械メーカーが販売している既製品もあります。

しかし既成品では、ワークの形状が規格外だと対応していなかったり、作業現場にあっておらず使いにくいものもあります。

そういった場合に、より作業環境やワークに適した使用しやすいものがオーダーメイドで製作することができます。

ワーク固定治具 切削

エースでは、ご要望にあわせて細かい調整が可能ですので、用途に適した専用の治具を製作することができます。

具体的にオーダーメイドの専用治具にはどのようなメリットがあるのか、ここでは詳しくご紹介します。

 

工作機械メーカーに比べてコストがかからない

工作機械メーカーで特注するとなると、予想以上にコストがかかることがあります。

既製品は大量生産しているため、その分安価で購入することができます。

ただし本来小ロットに対応していないところがほとんどですので、特注すると既製品よりも高額の見積もりを提示されたという声をよくお聞きします。

当社はお使いの工作機械メーカーやその系列のメーカーに縛られずに製作しますので、加工の手段が広がり、コストを抑えるためのご提案ができます。

ワーク固定 ミーティング

コストを抑えるご提案につきましては製作内容にもよりますが、例えば当社では保証をつけるかつけないか選択できます。

一般的に工作機械メーカーで製作したものは保証がつきますので、その分金額が高くなります。

当社は保証をつけないという選択ができますので、その分コストを抑えることができるのです。

その他にも、構造を単純化することでコストを抑えられるケースがあります。

治具は複雑になればなるほど加工の工数が増えてしまうため、その分料金がかさばります。

また、複雑な構造だとゴミなどが入り込んだときに洗浄しづらく、メンテナンスに時間がかかってしまうというデメリットもあるのです。

当社は単純構造を実現し、特注で製作する必要のない部品は購入品でまかない、それらを組み合わせることでコストを抑えます。

この工作機械メーカーだから、この系列のメーカーの部品を使わなければならない、といったしがらみもありません。

単純な構造で洗浄しやすくなるため、メンテナンスにかかる時間もカットできます。

このように当社では、ご依頼内容や状況に合わせてコストダウンのご提案をいたしますので、まずはご相談ください。

 

ワークの形状を選ばない規格外のサイズに対応

既製品として販売されている固定治具は、規格外の形状のワークをしっかり固定できない場合があります。

しかしオーダーメイドのワーク固定治具は、細かいご要望をお聞きした上で製作しますので、様々なサイズ・形状に対応できます。

エースでは限られたスペースの中で工夫をして、複雑な形状や固定しづらい形状を相談しながらワークに対応できる治具を実現します。

ワークのサイズや形状に限らず、「こんな機能が欲しい」「もっとこうしてほしい」などご要望がございましたらお申し付けください。

 

必要な機能だけを搭載した治具が製作できる

工作機械メーカーの既製品には、一般的に使用できるよう必要としていない機能を兼ね備えている場合があります。

オーダーメイドでは不必要な部分をカットし、必要な機能だけを搭載した治具を製作することができます。

不要な機能をカットしてシンプルにすることで、使いやすくなり、よりコストを抑えて製作することも可能です。

どのような機能が必要なのか、ご相談いただく中で検討することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

 

作業効率化やコストダウンなどのご要望にもお答えします

作業効率化やコストダウンなど、エースの治具はさまざまな課題を解決に導きます。

まずはどのようなことにお悩みなのか、解決したい課題やご要望をお聞かせ下さい。

固定治具としてだけでなく、位置決めができたり、平行度を保つことができるなど、必要な機能を搭載したものを実現いたします。

ワーク固定 機械の操作

この記事ではさまざまな固定治具をご紹介しましたが、当社ではご要望にあった治具をご提案することも可能です。

その他、治具に関してお困りごとがございましたら、下記お問い合わせ先よりご連絡ください。

【お問い合わせ先】
電話番号 03-3790-5500
FAX番号 03-3790-5560
お問い合わせフォーム