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検査治具の材質とは?金属加工のエースが最適な素材について解説します

2022年12月2日

検査治具の材質選定のポイントや当社の製作実績をご紹介

検査治具の材質、そして選ぶ時のポイントについてご紹介します。

当社、株式会社エースは、東京都大田区の金属加工会社です。

創業1976年、これまで多くの治具や装置を製作してきた実績があります。

今回のコラムでは、製品や部品など、モノづくりでは重要な『検査』で使われる治具についてご紹介します。

検査治具はどんな物なのか、導入するメリット、そしてどのような素材(材質)が選ばれているのかといったことを解説します。

 

検査治具とは?

検査治具とはワークの検査を補助し、検査を円滑に進めるための道具です。

種類や用途は、検査するワークの形状やお客様のご要望によって異なりますが、主に固定、位置決め、ワークの一定の長さや重量を補助する事を目的に作られています。

導入する事で、ワーク(検査対象)をゲージ(検査機器)に合わせ、「ワークが固定できるか」、「ワークの位置がずれていないか」などを確認しながら、正確で円滑に検査を行うことができます。

 

検査治具を使うメリット

検査治具を使うメリットは、以下の2点です。

・作業時間の短縮、標準化
・作業者のスキルに左右されない

使用せずに作業を行う場合、人の手で検査機器にセッティングするので、時間や作業者のスキルを要します。

複雑な形状のワークや小さなワークなど、大きさや形状によっては人の手による作業が困難な場合もあります。

治具は「誰でも正確に、簡単に使えるようにする」目的で使われています。

検査で使う場合も、作業時間(段取り)の短縮や標準化、そして作業者にスキルを求めないという点が、大きなメリットと言えます。

 

測定治具との違いとは?

検査で使う治具は、検査治具の他にも測定治具という道具もあります。

検査治具は前述した通り、検査器にワークを簡単にセットでき、円滑な検査を行うことができます。

一方、測定治具は三次元測定機などの測定器を使った検査で使われる道具の事です。

当社では、検査で必要な治具の製作のご相談を承っております。

測定治具の製作もいたしておりますので、今お使いのものや検査の工程で何か課題等がありましたらお気軽にご相談ください。

 

検査治具に使われる材質について

検査治具に使われる材質はステンレスが一般的です。

ステンレスという材質は高強度で錆に強く、また、焼き入れすることで、さらに高い硬度が得られます。

しかし、ステンレスも長期間の使用により、形状が変化し精度が落ちます。

この経年変化をできる限り抑えるため、ステンレスにサブゼロ処理(※)を行う、またはその他の材質として、石英、御影石、サファイヤ、ダイヤモンドなど、硬い材質を使用する場合もあります。

(※)サブゼロ処理とは熱処理の一種です。焼入れ後、0度以下に急速に冷やして行います。硬度の向上、一定の寸法にするなど、様々な目的で行われている処理方法です。

さらに、ワークによっては、耐水性や耐熱性、加工性や低価格に優れた、樹脂素材という材質を採用することもあります。

<よく使われる材質>
S45C、S50C
SS400
SUS304
A5052 A5056
A7075
MCナイロン(その他樹脂)
ゴム
石英

 

製品に最適な材質選定が重要

検査治具をつくる際は、お客様の要望や、検査対象に見合った材質を選ぶことが重要です。

例えば、「軽くて安価なものが欲しい」という顧客の要望に対しては、「アルミ」と「樹脂」という材質の、軽量で安価という特性を生かした材質選定が適切です。

また、何回も荷重をかけるワークを対象にするときは、「ステンレス」材質をはじめとした、高強度という特性を生かした材質選定が適切です。

このように、製品に最適な材質を選定するためにも、豊富で正確な材質の知識が求められます。

当社は治具の製作の実績が豊富にあり、材質に関する知識もしっかりと持っています。

知識豊富な当社営業担当がお客様のご要望をしっかりとお伺いし、最適な材質をご提案いたします。

 

エースの検査治具の製作実績について

エースでは、検査治具の製作実績が豊富にあります。

ここでは当社の実績について、一部の事例をご紹介します。

 

●スプラインシャフト部品の検査治具

スプラインシャフト部品を三次元測定機で簡単に固定、スムーズに検査を行える治具を製作しました。

 

これまで培ってきた経験を活かし、多くのお客様のご要望に適える治工具を、材質選定から承ってまいりました。

何かお困りの事がございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

検査・試験治具について、他のコラムでもご紹介しています。
是非こちらもご覧ください。

リークテストの治具を詳しく解説〜エースの製作事例もご紹介〜

振動試験の治具の設計のポイントとは?当社の製作実績と製造の流れもご紹介

 

その他の治具の製作実績も多数あります

当社では、今回ご紹介したもの以外にも、加工・組立など製作工程をサポートする治具の製作実績が多数ございます。

マシニング用、平面研磨用等、用途やご要望に合わせ、お客様の生産ラインに最適なアイテムをご提案、製作いたします。

マシニングセンタの治具で作業効率化できる?生産上のメリットをご紹介

当社の営業は、製品や部品が作られる加工工程に熟知しているため、ただ設計通りに製作するだけでなく、設計段階から効率化によるコストカットを可能にする治工具のご提案等をいたしております(VA提案、VE提案)。

以下のコラムで詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。

VA提案で製造業のお悩みを解決!事例やVAとVE提案の違いをご紹介

 

検査治具の製作は当社にお任せください

検査治具の製作、そして素材(材質)についてご紹介しました。

検査治具はワークに合わせて材質選定をしますが、錆や経年変化に対応できる材質、つまり長く使える材質を選ぶことが重要です。

当社では、お客様のお使いになる環境やご要望、用途を丁寧にお伺いし、材質選定から承ります。

モノづくりの事でしたら幅広くご相談頂けますので、何か製作工程で課題がありましたら当社までお気軽にご相談ください。

【お問い合わせ先】
電話:03-3790-5500
FAX:03-3790-5560
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