2023年5月19日
SUS304の研削・研磨は金属加工のエースにお任せください
SUS304の研削、研磨は東京都大田区の金属加工会社、エースにお任せください。
SUS304をはじめとするステンレスは、一般的に加工しにくい材質といわれており、研削(研磨)においても加工が難しいとされています。
決して安価ではない素材ということもあり、高精度を要求する案件や複雑な形状の部品等の製作で、他社に断られてしまったお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。
当社、エースではSUS304などステンレスをはじめとした難削材の加工を承っております。
ステンレス(SUS304)の研削・研磨はもちろん、研削加工の前後の工程もお任せいただけますので、モノづくりの事でお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
今回はステンレスの代表的な材料「SUS304」をテーマに素材の事、そしてSUS304が研削などの加工がしにくいと言われている理由、そして当社の強みについてご紹介します。
SUS304の特徴とは?
SUS304の特徴について最初に紹介します。
ステンレスは構成する成分によって種類が分類され、SUS304は、クロム(Cr)を18%、ニッケル(Ni)を8%含む鋼で、代表的なSUS材料です。
耐食性、溶接性、機械的性質に優れており、広く普及していますが、一方で研削などの加工が難しいとされている素材でもあります。
ここでは、研削加工の難しさのお話しの前に、SUS304の特徴(概要)や主な用途について、詳しく紹介します。
オーステナイト系ステンレス鋼の代表
ステンレス鋼は構成成分によって系統が分けられています。
ニッケルを基本的に含まないフェライト系や、硬度が特徴のマルテンサイト系、オーステナイト系など、様々な種類があり、SUS304はオーステナイト系の代表的なステンレスです。
オーステナイト系の成分構成は以下の通りです。
炭素(C) | 0.15%以下 |
クロム(Cr) | 16~20% |
ニッケル(Ni) | 8%以上 |
SUS304は特徴として、耐食性・機械的性質に優れており、磁性がない点が挙げられます。
フェライト系ステンレス鋼の代表的な素材であるSUS430との違いは、SUS430の方が耐食性が劣るものの、磁性があり加工性も良く、SUS304よりも低コストで入手できる特徴があります。
この二つのステンレスのどちらを選ぶか悩まれた場合は、耐食性、強度が求められるかどうかという点で検討されると良いでしょう。
用途
SUS304は汎用性が高く、ステンレス鋼の中でも最も多く使用されています。
工業用としても一般的であり、大型の機械設備だけでなく、硬度と粘りがある特性からボルトやナット、錆びにくい特徴を活かして洗浄機部品など幅広い用途で使われています。
他にもイメージしやすいものだと、飲食店の厨房設備などが挙げられます。
厨房設備が銀一色のイメージはありませんか?
こうした衛生面に気を遣う所、水気のある所などで、錆びにくいSUS304が多く使用されています。
他にも身近なものだとスプーンやフォーク、キッチンのシンクなど様々な分野で活躍しています。
また、ステンレスは磨くとピカピカとした仕上がりになるため、オブジェや表札、看板など、見た目の美しさを重要視するものにも使用されています。
ステンレス鋼の加工のしにくさ
これまで説明した通り、SUS304は多くの分野で使用されています。
ですが、SUS304をはじめとしたステンレス鋼は研削などの加工がしにくい素材といわれています。
この「加工のしにくさ」というのがステンレス鋼における大きなデメリットといわれており、多くのメーカー様が悩まれている点だと思います。
お客様から「他の加工会社でSUS304の加工を断られてしまった」というお話を伺うことがあります。
断られる理由は「ステンレス鋼が持つ特性による加工の難しさ」のようです。
ここではSUS304を含むステンレス鋼の加工の難しさについて、解説します。
硬くて粘りがあり、歪みがでやすい
SUS304に限らず、ステンレス鋼は一般的に加工が難しいと言われる材質です。
ステンレスは熱伝導率が悪いため、加工熱が逃げにくく、素材が歪みやすい特徴があります。
また、オーステナイト系の場合、加工硬化を起こしやすい特徴もあります。
※加工硬化・・・ステンレスなどの金属素材に一定の圧力を加え続けると、素材が硬く変化してしまうこと。
研削加工だけでなく、切削加工でも起こり、作業効率の低下や工具の劣化が懸念されます。
また、硬く粘りがある材質で工具との親和性が高く、切削加工ではステンレスの金属くずが工具についてしまい、工具の劣化につながります。
工具が劣化してしまうと、品質や作業効率に影響が出ますので、ステンレスの加工時には加工方法の工夫や、適切な砥石・刃物選びが重要になります。
磁性がないため、加工しにくい
SUS304、オーステナイト系のステンレスには、加工しにくいと言われる理由がもうひとつあります。
それは「磁性がない」という点です。
オーステナイト系のステンレス鋼は構成成分の鉄(Fe)の割合が少ないため、磁性がありません。
SUS304には磁性がないという点が、なぜ研削等の加工のしにくさに繋がるのでしょうか。
ポイントは、研削機械への固定方法にあります。
研削機械への固定を行う際、通常はマグネットチャックを用いますが、しかしSUS304は磁性がなくそれが出来ないため、当て板などで抑えて研削していかなければなりません。
「磁性がないため固定がしにくい」。これが、SUS304の加工のしにくさ・研削のしにくさの理由といえます。
※オーステナイト系以外のステンレスでは磁性がある為、研削のしにくさは大きな問題にはなりません。
当社はSUS304をはじめ、難削材の加工を承っております
当社はSUS304をはじめとしたステンレスの加工を承っております。
ステンレスは前述の通り、一般的に『加工がしにくい素材』といわれています。
そのため、SUS304をはじめとしたステンレスの研削加工を断られてしまった、というお客様も少なくありません。
ですが、当社エースは難削材の金属加工も得意としておりますので、ステンレスを使った製品の製造でお困りのことがありましたらご相談頂けます。
当社の工場では対応できない加工の場合、当社と協力関係にある工場にて製造致します。
全国の300社以上の工場と協力関係にあるため、あらゆる材質、あらゆる加工が可能です。
他社よりも製品の多様性に対応しやすい点は当社の強みといえるでしょう。
滑らかな表面仕上げの加工も承っておりますので、仕上がりに関するご相談もお気軽にお申し付けください!
納期遵守、高品質な製品を納品いたします
当社は、お客様に安心してご依頼いただけるよう、高品質な製品を確実な納期で納品できる体制を整えております。
ご依頼の案件が自社だけでは対応できない場合、全国の工場にご協力いただき、加工を行っております。
意外と知られていませんが、金属加工の工場にはそれぞれ得意・不得意があり、不得意な工場に依頼すると日数がかかったり、品質が保たれない場合もあります。
当社は全国の工場の得意不得意を把握しており、ご依頼の加工を得意とする工場をコーディネイトします。
そのため、高品質な仕上がりはもちろん、短納期での納品を可能としております。
また、納期遵守、高品質での納品を確実なものとするため、検査体制も徹底しております。
加工の工程ごとに自社で検査を行っているほか、最終工程は大田区内の工場で行っており、当社の営業が直接状況を確認いたしております。
都度検査、営業による見回りと、一見すると手間暇のかかることに見えてしまうかもしれません。
ですがこの手間によって、不具合が発生した場合、発見が早いため迅速な対応が可能となり、確実な納期、高品質な製品の納品を実現しております。
鉄道関係、自動車メーカー様で短い納期の実績が多数ございますので、モノづくりでお困りのことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
ステンレスの平面研削・研磨は当社にご相談ください!
ステンレスの平面研削や研磨は当社、エースにご相談ください。
SUS304をはじめとしたステンレスは加工のしにくさから、依頼を断られてしまう場合もあります。
当社はSUS304等のステンレスの研削にも対応しており、得意としております。
他社で断られてしまったSUS304の研削加工や、急がなくてはならない案件など、お困りのことがありましたら、まずは当社にご相談ください。
また、今回はステンレス(SUS304)の研削をテーマにご紹介していますが、当社は図面を読み取り、品質改善や作業の効率化、コスト削減に繋がるご提案(VA提案・VE提案)も可能です。
当社には町工場には珍しく、営業スタッフが在籍しており、モノづくりの豊かな知識、経験を基にお客様に業務改善や低コストで抑えられる加工法などのご提案をいたしております。
ご要望やご予算など、お客様のお話を丁寧にお伺いし、お客様の目線に立った提案を致しますので、モノづくりの事でお困りのことがありましたらお気軽に下記相談窓口までお問い合わせください。
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